「グレイテスト・ショーマン」本当にグレイテストな作品だった!!
先日、映画館で鑑賞してきた「グレイテスト・ショーマン」!
控えめに言って最高にグレイテストでした!!
最近になってミュージカル映画の良さに気付き、よく観るようになった私は、ヒュー・ジャックマンさんのミュージカルというミーハーな気持ちで鑑賞。(笑)
しかしそんなミーハー心に感謝したくなる程、鳥肌の立つ音楽と映像でした。
物語のあらすじは、ヒュー・ジャックマン演じる実在した興行師、P・T・パーナムがサーカスで成功するまでをミュージカル調で映画化したものです。
貧しい仕立て屋の息子だったパーナム少年は、良家のチャリティと恋に落ち、慎ましく生活していたが、会社が倒産し職を失う。
その会社が保有していた沈没船の登録証を使って銀行から融資を受け、それを元手に「バーナム博物館」をオープンさせる。
しかしそれは世界中の奇妙なものを集め、展示しているだけで人は集まらなかった。
それを酷評した記者の「サーカス」という言葉にヒントを得て、フリーク・ショーを思いつく。
個性的な特徴のある人々を招集しショーを開催することで街の人たちの注目を集めた。
その後、社交界でも有名な劇作家フィリップと出会い、フリーク・ショーを盛り上げていく。
そのサーカスの基となったフリーク・ショーに集められたのは、有色人種で差別を受けてきた兄妹や、顔がヒゲに覆われてしまった女性、結合双生児の兄弟や、全身に入れ墨の入った男性など世間から隠れて生きてきた人たちでした。
そんな彼らを集め、見世物として商売をするわけですが、そこは彼らにとって唯一の居場所にもなっていったのです。
ここが、ただのサクセスストーリーではなく、作品としての深みになっているなと感じました。
ミュージカル映画になっている時点で、実際の彼の人生とは異なるでしょう。
作品として面白くするのはもちろん、音楽やショーを盛り込まなければいけないのですからね。
そして何より素晴らしいのは、劇中で歌われる楽曲たちです!
まずオープニングでは、パーナムのシルエットで音楽が始まります。
そのかっこいいシルエット、ヒュー・ジャックマン好きにはたまらない最高のシーンになっています。
そして、本編で歌われているいくつもの楽曲がどれも、初めて聴いているはずなのに、すでに耳馴染みがよく、違和感なくその世界観に入り込めるんです!
ミュージカルが苦手だった頃、その楽曲に馴染めなかったことが原因かなと思っていました。
本作の楽曲はベンジ・パセックとジャスティン・ポールが手掛けました。
この二人は「ラ・ラ・ランド」で歌曲賞を獲った素晴らしいコンビです。
ラ・ラ・ランドもそうでしたが、すんなりその曲を聴ける、万人に受け入れやすい楽曲で構成されているから、違和感なく作品に入り込めるのでしょうね。
まだ今からでもシアターで観ることができます!
本作はぜひ、劇場で観ることに価値のある最高の作品だと思います!!
私も時間があればもう一度行きたいくらいです(笑)
映画「ピース オブ ケイク」が個人的にヒットだった!!
多部未華子さん主演で映画化されたマンガ原作の作品!
仕事も恋愛も長続きしない梅宮志乃は、職も恋も失ってゼロからやり直そうと引越しをした。
友人の紹介でバイト口を見つけるとそこの店長がなんと、引越し先の隣人だった。
志乃は一目で恋に落ちるがこれまでの失敗を思い出し、踏みとどまっていた。
しかも店長には一緒に暮らしている彼女がいたのだが、無意識に思わせぶりな態度をとる。
面接で志乃の髪に触れ「ふわっふわだぁ」と笑顔を見せる店長に志乃は戸惑うのだった。
そして個人的、キュンキュンシーンは菅田将暉くんの初めてのキスシーン。
歓迎会で泥酔した二人がトイレの前でするキス。
どエロくて、志乃も思わず「気持ちいい…」と漏らすキュン死必須なワンシーン。
そして全体的に多部ちゃんがかわいい!!
ボブで短めの髪をお団子にしたり、一本に縛っているヘアスタイル、真似たくなる。
正直、これまで多部ちゃんはあんまりタイプではなかったのだけど、この作品を観て、一気に好きになるという単純ぷりww
ちっこい体が店長の腕にすっぽり収まる具合もすごく可愛らしい。
店長が頭ごと包み込むのとか萌えるし、二人のラブラブっぷりに嫉妬するくらい。
多部ちゃんの濡れ場もセクシーでエロくて、細い身体を抱きしめられるシーンはおすすめ!
もちろん、ちゃんとストーリーも充実してる。
テキトーに、軽い感じで続けてきた恋愛のし方を変えたくて、本気の恋をしたくて、でも言い寄られてしまったり、本気になったら裏切られたり。
多くの女性が経験したであろう、共感ポイントも満載で楽しめる作品。
そしてすごく自然でリアルに描かれた恋人らしい仕草が所々で見られるので、違和感もない。
そして最後にもう一度言う!
多部ちゃんがかわいい!!
かわいい多部ちゃんを見たいなら、絶対この作品。
是非ご鑑賞あれ。
GWはUSJに行こう!行く前に見ておきたい映画15選
今年のゴールデンウィークはユニバーサルスタジオジャパンに行ってみてみませんか?
リニューアルしたアトラクションや、新しいエリアなど増えている今、映画好きなら一度は行きたいテーマパークではないでしょうか。
ところで、どんな映画がユニバーサルスタジオのパークに用いられているのかご存じですか?
知っている映画も知らない映画も、もう一度見直してみることで、ユニバーサルスタジオジャパンを満喫できて、楽しさも倍増すること間違いありません!
そこで今回はUSJがより楽しくなる映画をご紹介したいと思います。
グリーティングで会える、あのキャラクターが出ている作品
ユニバーサルスタジオジャパンでは、人気キャラクターがグリーティング(ご挨拶)をしていることがあります。
しかしせっかく写真を撮れても知らないキャラクターでは少し淋しいですよね。
ですので、ここではグリーティングしているキャラクターが出演している作品をご紹介したいと思います。
キャラクターのことを知ってからグリーティングに遭遇できればお話してくれるかもしれませんし、あのキャラクターに会えたという感動も味わえるはずです。
キツツキとパンダ一家
ユニバーサルスタジオジャパンのメインキャラクターとして有名なウッディ・ウッドペッカーが初めて出演した作品です。
彼の作品は短編が多く、YouTubeなどで公開されている作品も結構あります。
けたたましい独特の笑い方が特徴で、キツツキのウッディはこの作品でデビューし、あっという間に、ユニバーサルの代表的なキャラクターになりました。
ハリウッドのチャイニーズシアター前にはウッディの星も置かれるほど、世界的にも有名なキャラクターです。
I Love スヌーピー
日本でも人気のスヌーピーの初CG映画作品。
何をしてもうまくいかない主人公のチャーリー・ブラウンが転校生の女の子に恋をしたことで、新しい自分に変わろうと努力するほんわかストーリー。
日本語吹き替え版では鈴木福、谷花音、芦田愛菜など人気子役たちが声優を務め、ピーナッツのかわいい世界感を演出しています。
USJにはアトラクションやグッズもありますし、運がよければ一緒に写真を撮ることもできますよ。
七年目の浮気
アメリカのセックス・シンボルとしても有名な大女優マリリン・モンローも、USJ内をグリーティングしています。
「七年目の浮気」の中の、地下鉄の風でスカートがめくれる有名なワンシーン。
そのコスチュームを着たマリリンがパークを闊歩してゲストと触れ合っています。
かつて実在したハリウッドの大スターに会えるのは、映画の世界を再現したUSJパークならではですよね。
人気アトラクションの基になった名作
ユニバーサルスタジオジャパンで一番楽しみなのは、なんと言ってもアトラクションですよね。
ユニバーサルスタジオジャパンには全部で40種類ものアトラクションがあります。
そのほとんどが映画を基にしているので、作品を知っているのと知らないのとでは当然、楽しみ方にも差ができてしまいます。
アトラクションの乗り場まで並ぶキューラインにも映画の小物や世界観を再現しているものも多くあります。
退屈しないためにも事前に作品を観てからしてから出掛けたいですよね。
「ジョーズ」シリーズ
1975年公開の作品で、パニック映画の金字塔とも呼ばれるジョーズ。
平和な田舎町アミティのビーチに女性の遺体があがったことから、町中を恐怖が襲うパニック映画。
ジョーズは1~4までのシリーズ作品で、アミティに赴任してきた警察官ブロディが最初のサメ退治の依頼を受けてから、ブロディ一家と人食いサメとの長い戦いを描いた作品。
USJのアトラクションには映画に出てくる船やボートハウスなど細かい部分まで再現されています。
ジョーズファンにとっては、キューラインを見ているだけで楽しめそうですね。
「ハリー・ポッター」シリーズ
J.Kローリング著の世界的大ヒット小説の映画版。
自分が魔法使いであることも、魔法界では知らない人がいないくらい有名なことも知らず、従兄弟にいじめられながら育った少年、ハリー・ポッターの冒険を描いたファンタジー作品。
友情、恋愛、両親の死の真相、自分の運命と向き合うこと、ハリーが成長しながら学んでいくことは人として大切なことばかり。
原作ファン、映画ファンにはたまらない、魔法界そのものがUSJに誕生しました。
作品を通して、ハリーや仲間たちのことを知ってから行けば、120%楽しめることでしょう。
「ジュラシック・パーク」シリーズ
樹液に閉じ込められた蚊の化石から、恐竜の血液を採取し、再生に成功した。
シリーズ第一作目の物語はそこから始まります。
二作目、三作目は登場人物も同じで、ストーリーも続いているが、四作目となる「ジュラシック・ワールド」は間が空いているため、新しいストーリーになっています。
2018年には更なる続編「ジュラシック・ワールド/炎の王国」が公開予定。
パークにはエリア全体が映画の世界そのままに作られているので、映画に登場するレストランやサファリカーも楽しむことができます。
「ターミネーター」シリーズ
未来では人工知能(スカイネット)が反乱を起こし、戦争が勃発。
人類の必死な対抗に怯んだスカイネットは、人間の指揮官ジョン・コナーを歴史から抹殺しようと過去に暗殺アンドロイド、ターミネーターを送る。
過去の自分を守るためにジョンもアンドロイドを送るのだった。
ターミネーターシリーズの中でもヒットした人気作「ターミネーター2」を舞台にしたシアター形式のアトラクションです。
3D映像の大迫力アクションを体験できます。
「ミニオン」シリーズ
お子さまに大人気のミニオンが大活躍するコメディ映画。
黄色い謎の生物で、強い悪役に惹かれる性質を持ち、グルーの仲間として悪事を働いて暮らしていた。
USJの中にミニオン・パークエリアが登場し、作中にでてくるグルーのお家もお目見え。
タイミングが合えばかわいいミニオンたちに遭遇することもできるようです。
「スパイダーマン」シリーズ
スパイダーマンは、マーベルキャラクターの中でも数多くリブートされた作品です。
主演のピーターを演じた俳優は全員で3人いて、制作側やキャラクター権利などの関係で、何度もリブート(再始動)した作品です。
そのあたりのことは、私の以前のブログでも触れています。
sheena-minazuki.hatenablog.com
ユニバーサルスタジオジャパンのニューヨークエリアの一角には逆さまにぶら下がったスパイディーの写真スポットがあります。
第一作目で雨の中、MJをキスをするあの有名なシーンが再現されているので要チェックです!
「シュレック」シリーズ
人々から恐れられた緑の怪物シュレックが、フィオナ姫と出会い絆を深めていくラブコメディ要素の強いCGアニメーション。
パーク内にはシュレックの世界を特殊効果を使って、4Dで体験できるシアター型のアトラクションがあるので、映画を観ておけばより一層楽しめることでしょう。
バックドラフト
「バックドラフト」とは火災現場で起こる爆発現象のこと。
消防士だった父の後を追いかけ消防士を目指す兄弟と、バックドラフト現象を利用した連続殺人事件を追う捜査官の奮闘を描いた作品。
USJにあるアトラクションでは、火災現場を再現し、間近で炎の迫力を感じることができます。
ウォーター・ワールド
温暖化によって地球が海に沈んでしまった、未来の地球が舞台となった作品。
環礁という島を建造して生活をしている人たちにとって、土は憧れだった。伝説となっていた「ドライランド」を巡って争いが起こる。
USJでは、そのとある浮遊都市を舞台に、映画のワンシーンを再現したようなスリル満点の水上ショーが楽しめます。
かつてパークにあったユニバーサルを代表する人気作
常に進化し続けるパークから、もう姿を消してしまったアトラクションやカフェもあります。
以前はグッズやキャラクターのグリーティングも行われていた人気アトラクションでしたが、パークの進化と共に残念ながら、思い出になってしまった作品もありました。
ここでは、かつてパークで人気を集めていた作品をご紹介します。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ
1985年に公開されたタイムスリップ映画の王道作品。
デロリアンをタイムマシンに改造した科学者のドクと親友マーティの時代を越えたアドベンチャーで、公開当時は「フューチャー現象」と呼ばれるほどの爆発的大ヒットとなった。
USJオープン当初から人気を集めたアトラクションでしたが、2016年に惜しまれながら姿を消しました。
当時、パークには実物大のデロリアンが置かれ、グッズも豊富に揃っていました。
ピンクパンサー
1963年にアメリカで公開された「ピンクの豹」が映画第一作目となり、その作品で準主役だったクルーゾー警部のキャラクターが人気を集めたため、彼を主役にしたシリーズも作られた。
今回、紹介する「ピンクパンサー」もそのクルーゾー警部が奮闘する物語である。
かつてはUSJ内にピンクパンサーのカフェなども存在していましたが、今では僅かなグッズ展開があるのみとなっているようです。
E.T
植物を観察、サンプルの採取のために地球に着陸した宇宙船だったが、一人の宇宙人をとり残して離陸してしまう。
一人ぼっちにされてしまった宇宙人は、エリオットという少年に出会い、次第に心を通わせるようになる。
自転車に乗って空を飛ぶ有名すぎるシーンを基に、USJにあったアトラクションは自転車型のライドに乗って、E.T.の星まで冒険にいくというものでした。
最後、E.Tがゲストの名前を呼んで見送ってくれる演出もありました。
USJのパークチケットが高くて悩んでいる人に教えたい!!エクスプレスパスも安くなる方法
いかがでしたか。
知っている映画、知らなかった映画もパークで再現されていて、その世界に入り込むことができるとなれば作品の見方も変わってくることでしょう。
映画を見てからパークに行けば、細かいところまでその世界感が再現されていることに感動できるはずです!
けれどUSJってパークチケットやエクスプレス・パスが高かったりするので、ちょっとでも安くする方法を紹介しておきます!!
三井住友カードは実はユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャルカードです。1,300ワールドプレゼントポイントでスタジオパスに交換できたり、特典ポイントやキャッシュバックを得られる「ココイコ!」というサービスを使うと、USJでポイントが3倍、キャッシュバックを1%受けられる優待があります。参考:おすすめのクレジットカード情報局
三井住友カードは学生だったら年会費無料で使えますし、学生でなくても1年目の年会費は無料で使えるみたいなのでUSJ行くときに持っているとお得ですよね。
ちなみにですが三井住友プラチナカードがあれば(←年会費5万円!!笑)、エクスプレス・パスを1日1枚、同伴者4名までもらえるみたいです。30歳以上の偉い人向けのカードなので、できればUSJ好きの友だちと年会費折半、最悪お父さんに持ってもらうと絶対お得ですよね(´・ω・`)(USJファンなら分かるはず!!)
「マイティ・ソー:バトルロイヤル」「STAR WARS:最後のジェダイ」二本立てで鑑賞してきた!
風邪をひいて引きこもっていた分、映画館に行こうと思い立ち、豪華二本立てで鑑賞っしてきました。
いつもはネタバレしちゃいますけど、今回の作品は公開したばかりなのでネタバレは避けますね♪
まずは「マイティ・ソー:バトルロイヤル」
アベンジャーズのチームでトニーさんの次に好きなのが実はソーお兄ちゃんです。
しかも今回のソー3では髪を切った短髪のお兄ちゃんがめったくそかっこよかったです!!
私的にはロキさんがシリーズ史上一番かっこよかったと思います✧
シャツもネクタイも黒のスーツ姿で登場するシーンがありますが、もう最高ですよ!
ファンの間では邦題が公開されたとき話題になりましたけどね。。
確かに本編でもバトルロイヤルより、原題のまま「ラグナロク」でよかったとは思いますねー。。
本当になんで「バトルロイヤル」にしたんだろ(ボソボソ…)
待ちに待ったEP8!!
公開日には金曜ロードショーで前作の「フォースの覚醒」が放送されましたね!
それを見ていても「ローグ・ワン」を思い出すくらい、私の中では「ローグ・ワン」が印象的だったので、本編に軌道修正する必要がありました(笑)
金曜ロードショーさんのお蔭で本編に切り替えて、映画館に行ってきました。
でもなんでしょう。。
みんなが大絶賛する程、私には響かなかったんですよね~
なんでだろう。初見だからかな。。少しモヤモヤする感じでした。
とりあえず声を大にして言いたいのは、『レイちゃんがとってもカッコイイ』です!
なんでこんなにレイちゃんが好きなのかと思ったら「初めての女子ジェダイだから」だと気付きました。
とりあえずもう一回は観に行って、より深いところまで考えを巡らせたいですね!!
映画「アルゴ」を鑑賞しました!
1979~1980年に実際に起こった「イランアメリカ大使館人質事件」を題材にした作品です。
主演、監督をベン・アフレックが一人二役で務めた本作は、アカデミー賞作品賞を受賞しました。
私はその事件さえ知らなかったので、鑑賞前は難しいのかと身構えていました。
確かに、時代背景を知らないというのは理解しにくくなってしまいますけど、思っていた以上に面白く鑑賞できました。
ざっくりとあらすじをお話しますと、
イランにあるアメリカ大使館がイラン革命の際に占拠され、52人のアメリカ人大使館員が人質にとられた事件です。
しかし大使館が占拠される直前に6人の大使館員が脱出し、カナダ大使公邸に逃げ込んでいた。
イランの革命評議会はそれに気付かず、CIAのトニー・メンデスが彼らの救出を依頼された。
彼らが大使館員だとバレずに出国される方法を考え、教師案や農業の専門家案などいくつかの作戦が検討されたが、実行されたのは「映画の制作チーム案」でした。
『アルゴ』という映画を制作するためにロケハンに来たという設定で、脱出するという前代未聞の作戦でした。
実話と映画ではもちろん、脚色もされており、よりハラハラするような演出がされています。
実話を基にしている映画というのはそういうものですよね。
だからこそ映画の作品として高い評価を受けるのでしょう。
この作品もラストに向かってドキドキハラハラが加速します。
きっと、当事者の人たちはこれとは比べものにならないようなドキドキを味わったのだろうなと想像することもできて、とても興奮しました。
そういったところもこの映画の魅力です。
久しぶりに興奮する、緊張する作品に出会えた気がします。
「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」を観てきました!
久しぶりに映画館で鑑賞してきたのは「猿の惑星」でした。
1968年に公開され、映画ファンなら誰もが知っている有名なラストシーンの「猿の惑星」のほぼ直前が描かれた作品。
エイプたちが人間を奴隷として使い、支配するようになるまでをリムーブとして新たに公開された新シリーズ。
グレート・ウォーはその最後の作品となります。
「創造期(ジェネシス)」で新型ウイルスがエイプたちを進化させ、人間が死に至っていく。
「新世紀(ライジング)」では人間と共存しようとするシーザーと、人間をどうしても信用できないコバが分裂し争いが起こる。人間の中でもエイプを絶滅させようとする者、エイプと共存を願う者とで分裂していた。
それは同時に、人間とエイプの戦争に繋がっていく。
そして最新作の「聖戦記(グレート・ウォー)」ではその戦争の結末が描かれている。
68年公開の「猿の惑星」の数十年前の時代と思われる時代設定になっていて、シリーズが完結したと思われます。
エイプたちが進化したウイルスが変化し新型の『猿インフルエンザ』と呼ばれるウイルスが広がり始めた地球。
そして望んでいなかった戦争に巻き込まれ、戦わざるを得なくなったシーザーたち。
人間たちはこれ以上の被害を出さないためにエイプに戦いを仕掛けていくが、シーザーは殺し合うのではなく、自分たちの暮らしを守りたいのだと主張を続ける。
しかし家族を殺され、初めて人間に復讐することを考える。
その軍を追って行く途中で知る、人間同士の争い。
新型のウイルスに感染した人間は言葉を失ってしまい、理性をも失くしてしまう。
その感染から人類を守ろうとする大佐は感染者を容赦なく殺していく。
しかしそのやり方に反対する別の軍隊も存在しており、三つ巴の闘いが始まる。
コーネリアスやノヴァ。オランウータンのモーリス(後のザイアス博士)といった、最初の作品に繋がるキャラクターも多く出ていて、物語が繋がるのは見どころでしょう。
おまけ
ノヴァ役のアミア・ミラーちゃんが最高に可愛いのでそこにもぜひ注目してみてください!!
ディズニー映画『インサイドヘッド』に見る、あなたの種族!
先日、とあるきっかけで「メタファー(隠喩)」という言葉を知りました。
≪【隠喩】「…のようだ」「…よりも…だ」といった対比形式でたとえることをせず、「雪の肌・文は人なり」のような暗示に訴える表現を用いて、そのものの特徴を説明する方法。≫-新明解国語辞典より
そして私はそれが得意だとお褒め頂いたのです。
ですが、このブログは一応[映画ブログ]と名乗っているので、何かしらの映画を持ち出さないといけないかと思いまして、今回はディズニーの『インサイドヘッド』をベースに書いてみようと思います。
『インサイドヘッド』は、11歳のライリーという女の子の頭の中にある5人の感情たちの物語です。
ライリーが生まれたとき、両親の笑顔を見て初めて感情、ヨロコビが生まれたところからお話が始まります。
そしてヨロコビは『ライリーのこの笑顔をずっと見ていたい。ライリーを幸せにすることが自分の使命だ』と思います。
しかしすぐにライリーは泣き出し、気付くとヨロコビの隣にはカナシミという感情が生まれています。
そして次々に感情は生まれてきて、ビビリ、ムカムカ、イカリという5人がライリーの心と言動に影響を与えるようになるのです。
11歳のライリーと5人の感情たちが共に成長していくお話です。
物語の中で、ママやパパの頭の中も出てくるのですが、それぞれの“指令部”にメインで指揮をとる感情が違うのです。
ライリーはヨロコビ、ママはカナシミ、パパはイカリが指揮をとって、それぞれの感情たちと連携して、心や行動をコントロールしているのです。
これを鑑賞していると、自分のメインの感情は誰なのかなと思います。
そこで、今回はそのメインの感情に分けて自分の種族を考えてみようと思います。
種族という部分がメタファーです。宗派でも党でもいいのですが、今回は種族にしてみます。
インサイドヘッドとは別のお話(架空)を構成して、種族が違うとはどういうことなのか書いてみますので、みなさんもご自分の立場などに当てはめてみてください。
主人公はA子。その恋人はB太郎。
A子は人との争いやぶつかることを避けたいタイプで、メインの感情はカナシミです。
心が乱れたり、落ち込んだりしやすく繊細でした。
彼のB太郎は真逆とも言える性格で、メインの感情はもちろんヨロコビです。
悲しんでいることはよくないこと、楽しいことだけを考えて先に進もうと思っています。
ある時、A子は母のC美に言われた言葉で傷つきます。
それは、A子が可愛がっている愛犬についてのことでした。ちなみにこの愛犬のメイン感情はビビリ、D子としましょう。
母C美は「いつかD子はいなくなるんだから覚悟しておきなさいよ」と言いました。
(母C美のメインの感情はヨロコビです)
A子にとってD子の存在は心の支えでした。D子がいるから自分の存在価値を感じられて、どんなに悲しいことがあってもD子がいるからと慰められてきたのです。
A子は心の奥底で『私の心が壊れたとき、私の魂はD子の中に逃げていったんだ』と半ば本気で思っていました。
そのくらいA子とD子は一心同体だったのです。
なので母C美に「覚悟を」と言われても想像できなかったのです。想像したところで、目の前のD子は元気だし、いなくなったことを考えて悲しくなるだけなので、言われる度に嫌な思いをしていました。
その愚痴をB太郎に話したのです。
「母が私を心配して言っているのはわかるけど、言われてもその時がきたらどうなるかわからない。覚悟していても悲しいものは悲しいと思う。わかってたから悲しくない、平気ってわけにはいかないよ」とA子は吐き出しますが、
「でもお母さんはあなたにそう言うことで、自分も覚悟をしているんじゃないのか」とB太郎は励まそうとします。
A子はそんなことを望んではいませんでした。ただ愚痴を聞いてほしかったのです母がどう思っているのか、それがわかったところで私の悲しみは消えないのだから、この悲しみに寄り添ってほしかった。
けれどB太郎は『こんな風に考えたら気持ちが楽になるんじゃないか』『こう思えたら心が軽くなるんじゃないか』とA子のことを思って言っているのです。
悲しみに打ちのめされて、先に進めずにいるA子をどうにか救ってやりたい。先に進めるように後押ししてやりたい。だって悲しんでばかりいられないでしょう、と。
そして次第にA子はその励ましに疲れてしまい、『そうなれない自分がいけないのか』と思い始めます。B太郎に至っては、自分の意見が通らず、受け入れようとしないA子に苛立ち始めます。そして今度はそのことを母C美に話しました。
「私が悲しんでいるとき、彼は楽になれるようにと励ましてくれるけど、私はその解決策を求めていないの」と。
母C美は「でも彼はあなたのことを思って言ってくれてるのよ、きっと」と答えます。
こういったパターンはいつも起こることで、A子はまたか、と更に悲しくなります。
B太郎とC美のようにヨロコビがメインの種族たちは、自分たちのやり方が一番優れていて、生きやすくて、何より楽しいのだから、みんなもそうすればいいのだ。と強く思っている節があります。
ところがA子のように悲しいことに耐え、泣き続けてからでないと気持ちを切り替えられない種族もいるのです。まずは今の悲しみを受け入れ、「悲しい」と言って思いきり泣き、できれば誰かに『悲しいね』と言って一緒に泣いてほしい。自分の悲しみを肯定してもらいたいのです。
実際に映画インサイドヘッドにこんなシーンがあります。
大切にしていたものを失くして落ち込み、悲しんでいる子をヨロコビは楽しませて悲しみから救い出してあげようとします。
しかしその子は泣き止みません。その子の助けが必要なヨロコビは「あーもうどうしたらいいの」と嘆きますが、カナシミはその子の隣に座って一緒に泣いてあげます。
「悲しいよね、大切にしてたんだもんね」と手を添えながら悲しみを受け止めてあげるのです。
ひとしきり泣いてからその子は「ありがとう、もう大丈夫」と言って先に進みだします。それを見ていたヨロコビは「どうやったの?」とカナシミに聞きます。
カナシミは「何も。ただ悲しんでいたから…」と言います。
それまでカナシミは自分の邪魔ばかりして、ライリーの幸せの為にならない『要らない感情』だと思ってたヨロコビは、始めて役に立ったカナシミの行動に理解できなかったのです。
A子の求めるものはカナシミにように寄り添ってくれることでした。
けれどヨロコビがメインの種族たちには、その発想がありません。
悲しいのならその悲しみを取り除こう、脱しようと努力してしまうのです。
それぞれ違う種族。違う人間なのだから、やり方や通り道が違って当然なのですが、B太郎やC美たちは自分たちの種族が強く、正しいと信じているのでそれとは違う方法を理解できません。
「どうしてこうしないの?この方が早く先に進めるじゃない!」と。
しかしA子のような種族たちは急いで先に進もうとは思っていません。
そもそも、先に進むことがそんなに大事なのかと思っています。
先に進めなくてもいいじゃない。これが私たちなんだからと認め合えればそれでいいじゃない。それが先に進むということになるかもしれない。と。
A子の周りにも同じ種族の人たちがいればいいのですが、残念なことにいません。
身近で影響力の大きい母と彼という存在が違う種族で、しかも他種族の考えややり方に理解できない人たちばかりだと、A子はとても孤独になってしまいます。
A子は、自分が求めたときだけでいいから、私のやり方に合わせてくれないかな、と願っています。
他種族がいることをまず認め、一緒に居るためにはその違いを認め合って、時には自分を抑えて合わせなくてはいけないと思っているのです。
その願いが届くといいのですけど。