水奈月の独り言

映画についての個人的な見解と、ときどき物語。

6/17公開!今気になってる、フランス映画「おとなの恋の測り方」

 「おとなの恋の測り方」

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逆身長差の恋愛を描いたフレンチ・ラブストーリー

 今週の土曜日(6/17)に公開予定の作品。今、私も気になっている作品です。

いい響きですよね、フレンチ・ラブストーリー。何だか可愛らしい響き♡

(いや、まぁフランスで作られたラブストーリーはみんなそう呼べるんだけどw)

実は私、英語以外の外国映画ってちょっと苦手だったんです。多分、耳が慣れていないからというだけなんですけど…(笑)

中でもフランス映画って苦手な方が多いと思うんですよね。

私もなんとなくわかります(苦笑)

少し暗くて淡々と進んで行くような印象があります。でもこの作品もそうだと思いますが、最近はそんなイメージはどこへやらといったものが多く流れてくるようになったと思います。好き嫌いは何においてもいけませんね。(笑)

 

あらすじ

 三年前に離婚した夫と同じ事務所で弁護士をしているディアーヌ。離婚後も毎日顔を合わせ、口論も絶えない。イライラして帰宅したある日、ディアーヌがレストランに忘れた携帯を拾ったという電話を受ける。アレクサンドルと名乗る彼との会話にほのかに心がときめいたディアーヌは、翌日に会う約束をする。ドレスアップしてウキウキと出かけていくのだが、その彼はディアーヌよりはるかに背の低い男性だった。がっかりしたディアーヌだが、彼はそんなことさえもジョークに変えてしまうユーモアと話術でディアーヌを魅了していく。アレクサンドルに惹かれてデートの約束をしたが、周りからの視線は冷たかった。ディアーヌに対して未練の残る元夫はアレクサンドルを侮辱。母は世間体を気にして反対。次第にディアーヌ自身も自分の気持ちに揺らいでいく。

 

 キャスト紹介

 アレクサンドル役を演じるのは『アーティスト』で主演を務め、フランス人としては初めて主演男優賞でオスカーを獲得した、ジャン・デュジャルダン

ディアーヌ役には『VICTORIA(原題)』でセザール賞主演女優賞にノミネートされ、今フランスではロマンスコメディの女王として注目されている、ビルジニー・エフィラが出演。

フランスでは今、この二人が「ときめきの二人」として人気急上昇なのだとか♡「ときめきの二人」どことなくフランスらしい素敵なネーミング♡

 

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ジャン・デュジャルダンは本当は182㎝の長身なので、アレクサンドルの低い身長を撮影するのにはとても苦労したのだそう。ジャンの顔だけ使って体をCGにしたり、膝をついて演技したり、遠近法を使ったりもしたらしく、とても大変な撮影となったようです。

それでもジャンを起用したのは、有名でカリスマ性のある俳優の背を縮めることで映画に楽しい雰囲気を出せるだとうという監督の狙いがあったようです。

 

私がこの作品に惹かれたのは

私は幼稚園のときから背が高くて朝礼では常に一番後ろを取り合うような女子でした。故に、男子はみんな私より背が低かったのです。(今でもそうですがw)

ずっと背が高いことがコンプレックスで生きてきたのでこういった作品にはついつい目がいってしまいます。

この作品ではコンプレックスを抱えているのはアレクサンドルの方かもしれません。でも彼はそれさえもジョークにしてしまう程ポジティブでユーモアがあります。

「これは僕の個性だ」と言い切れる彼が羨ましくも思え、それを気にしてしまうディアーヌの気持ちもわかる。

二人はどうやってこの問題を乗りこえていくのか。私もこのコンプレックス乗り越えるヒントがもらえないものかと期待しているのでしょう。

 

この作品が問うテーマが刺さる!

 「男の価値は何で決まるか?」これは女性にとっての永遠のテーマ。優しくてユーモアがあって、知的完璧とも言えるアレクサンドル。ただ背が低いというだけで、周囲の視線やジャッジが気になって、心が揺れ、気持ちが左右してしまうもの。

そんな人間の心理にも迫ったようなテーマで描かれたロマンティックで楽しいフレンチ・ラブストーリー。

このような宣伝文句で打ち出されてしまっては、女子として心に引っ掛かりますよね。

昔は3高(高収入、高学歴、高身長)などと言われていましたし、今ではまた少し変わって『安定』とかが条件になっているようですね。

「そこのあなた!男性の価値として求めるものはなんだ!?」と聞かれたらつい足を止めて、心と見つめ合ってしまいます。

昨今(←一度使ってみたかったw)では、男女ともに選択肢が多くなっていて、結婚や恋愛となると頭を抱えたくなることがあります。

何を基準にパートナーを選べばいいのか、そもそもパートナーの形とは、若かった頃はもっと素直に「好きだから」で選べていたものが大人になると難しくなっていくように思います。そんな気持ちにもどこか刺さる気がしているのです。

 

フランスで「ときめきの二人」と呼ばれる二人が魅せる、ロマンティックコメディに注目ですね!

可笑しくチャーミングに描かれた大人の恋の結末に期待も膨らみます!!

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