水奈月の独り言

映画についての個人的な見解と、ときどき物語。

「グレイテスト・ショーマン」本当にグレイテストな作品だった!!

先日、映画館で鑑賞してきた「グレイテスト・ショーマン」!

控えめに言って最高にグレイテストでした!!

 

最近になってミュージカル映画の良さに気付き、よく観るようになった私は、ヒュー・ジャックマンさんのミュージカルというミーハーな気持ちで鑑賞。(笑)

しかしそんなミーハー心に感謝したくなる程、鳥肌の立つ音楽と映像でした。

 

物語のあらすじは、ヒュー・ジャックマン演じる実在した興行師、P・T・パーナムがサーカスで成功するまでをミュージカル調で映画化したものです。

 

貧しい仕立て屋の息子だったパーナム少年は、良家のチャリティと恋に落ち、慎ましく生活していたが、会社が倒産し職を失う。

その会社が保有していた沈没船の登録証を使って銀行から融資を受け、それを元手に「バーナム博物館」をオープンさせる。

しかしそれは世界中の奇妙なものを集め、展示しているだけで人は集まらなかった。

それを酷評した記者の「サーカス」という言葉にヒントを得て、フリーク・ショーを思いつく。

個性的な特徴のある人々を招集しショーを開催することで街の人たちの注目を集めた。

その後、社交界でも有名な劇作家フィリップと出会い、フリーク・ショーを盛り上げていく。

 

そのサーカスの基となったフリーク・ショーに集められたのは、有色人種で差別を受けてきた兄妹や、顔がヒゲに覆われてしまった女性、結合双生児の兄弟や、全身に入れ墨の入った男性など世間から隠れて生きてきた人たちでした。

そんな彼らを集め、見世物として商売をするわけですが、そこは彼らにとって唯一の居場所にもなっていったのです。

ここが、ただのサクセスストーリーではなく、作品としての深みになっているなと感じました。

 

ミュージカル映画になっている時点で、実際の彼の人生とは異なるでしょう。

作品として面白くするのはもちろん、音楽やショーを盛り込まなければいけないのですからね。

 

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そして何より素晴らしいのは、劇中で歌われる楽曲たちです!

まずオープニングでは、パーナムのシルエットで音楽が始まります。

そのかっこいいシルエット、ヒュー・ジャックマン好きにはたまらない最高のシーンになっています。

 

そして、本編で歌われているいくつもの楽曲がどれも、初めて聴いているはずなのに、すでに耳馴染みがよく、違和感なくその世界観に入り込めるんです!

 

ミュージカルが苦手だった頃、その楽曲に馴染めなかったことが原因かなと思っていました。

本作の楽曲はベンジ・パセックとジャスティン・ポールが手掛けました。

この二人は「ラ・ラ・ランド」で歌曲賞を獲った素晴らしいコンビです。

ラ・ラ・ランドもそうでしたが、すんなりその曲を聴ける、万人に受け入れやすい楽曲で構成されているから、違和感なく作品に入り込めるのでしょうね。

 

まだ今からでもシアターで観ることができます!

本作はぜひ、劇場で観ることに価値のある最高の作品だと思います!!

 

私も時間があればもう一度行きたいくらいです(笑)