水奈月の独り言

映画についての個人的な見解と、ときどき物語。

『リメンバー・ミー』をやっと観て来ました!

ディズニー最新作『リメンバー・ミー』をやっと鑑賞してきました!

ピクサー作品、原題『COCO』、同時上映は、『アナと雪の女王』の20分もの“短編”。

※間違われやすいですが、アナ雪はピクサー作品ではありません。

 

ピクサー映画のときはその前にピクサーの短編が同時上映されることが常でした。

ですあ、今回は時期的にもテーマ的にもアナ雪の続編が制作されたのでしょうね。

どちらの作品も家族の愛、絆をテーマにしていたので、感動しまくりでした!!

 

まず『アナと雪の女王/家族の思い出』は、クリスマスを祝うアレンデールが舞台でした。

2人は幼い頃から離れて暮していたので、国中で祝う初めてのクリスマスに興奮しています。

しかしクリスマスを告げる鐘を撞きセレモニーが終わるとみんな家へ帰ってしまいます。

「我が家の伝統では…」とみんな嬉しそうに話しながら。

それを見届けるとエルサは「我が家に伝統がないのは私のせいよ」と自分を責めます。

そこでオラフは国中の家を回って、クリスマスにはみんな何をするのか聞いて回ります。

アレンデール王家の伝統のクリスマスは…

 

そして本編の『リメンバー・ミー

年に一度、ご先祖様が家に帰ってくる“死者の日”を祝うメキシコの小さな町。

ミゲルは音楽を嫌う一家の中で唯一、音楽が大好きな少年でした。

しかし家族は音楽を許さず、厳しく禁止します。

ミゲルはかつて伝説のアーティストと言われたデラクレスを崇拝していましたが、あることから彼が自分の曽々祖父だと知ります。

そして自分の才能を家族のみんなにわかってもらおうとコンテストに出ることを決め、デラクレスのギターを借りようとするのですが、盗んだと誤解されて死者の国へ送られてしまうのです。

死者の国から戻ってくるには家族に許しを請わなければいけないのですが、死者の国で出会った曾々祖母のイメルダは許す条件として「二度と音楽はやらないこと」と約束させます。

ミゲルはイメルダからの許しを諦めて、デラクレスを探します。

その道中で出会ったヘクターは生者の国へ行きたいのですが、祭壇に写真を飾ってもらえなず、家族に会えないことを悩んでいました。

ミゲルは写真を祭壇に飾ることと引き換えにヘクターの助けを借り、二人はデラクレスを探しに出かけるのです。

 

どちらの作品にも共通していたのは、家族との思い出を忘れないこと、その大切さでした。

エルサとアナには一緒に過ごした時間がなかったけれど、お互いを想う気持ちはずっと持ち続けていました。

それを思い出せたのが初めて一緒に迎えるクリスマス。

 

死者は、家族に忘れられてしまうと“死者の国”からも消えて「二度目の死」が訪れます。

ヘクターも写真を飾ってもらえないことで、家族が忘れ始め「二度目の死」が近いことを悟ります。それを避けるためにミゲルは奮闘し、家族の絆の大切さを思い出すのです。

そして年に一度、死者の日には家族が家族の元へ帰ってこれるよう、忘れないために祭壇に写真を飾るのです。

 

日本にもお盆があり、ご先祖様が帰ってくる日がありますが、家族との思い出は常に心や記憶に残しておきたいですね。

死者の国からも消えてしまう二度目の死を家族が迎えないように。